男の逆三三種の神器、大胸筋、広背筋そして三角筋。
肩こそが逆三最後の仕上げのパーツとなる。

さてその三角筋。あなたは扱う重量にだけこだわっていないだろうか。
重い重量を持ち上げているようで三角筋が大きくならなければ、まったく意味がない。いかに三角筋を使うか、刺激するか。
ベストなエクササイズがある。

フロントショルダープレス

頭の後ろにバーベルを下げて、それを持ち上げるビハインドネック・ショルダープレスは三角筋と補助筋の上腕三頭筋だけでなく、胸の大胸筋もかなり使う。頭の後ろにバーベルを持っていく動作は腕をかなり後方に回旋させる。肩関節自体も後ろに回るため、胸は上に向かって引き上げられ、バーベルを押し上げる際に大胸筋が入ってくる。もちろん三角筋前部が最大に引き伸ばされる効果もあるが、フロントショルダープレスで大胸筋を入れずに三角筋中部を刺激すれば、高重量による筋肥大はサイドレイズより期待できる。それが三角筋中部だから前から見た時に一番目立つことになる。
フロントショルダープレスならそれが出来る。


フロントショルダープレス
1.ベンチに座ってバーベルをあごの前に構える。前腕、手首は垂直。背筋もまっすぐ。少し狭いグリップがいい。前腕の垂直加減は鏡を見て両方の前腕が垂直平行であればOK。少し肘を閉じている感覚だ。

2.バーベルを肘で真下から押し上げる。上げる最中に肘が外に出て、前腕がハの字になってはいけない。
  TOPでは頭の真上ではなく、おでこの真上で一瞬キープ。肘のロックでキープしない。肩の三角筋でキープする。

3.前腕が平行であるのを確かめながら、バーベルを口元の高さまで下ろす。

重過ぎない重量で10回3セット。


注意点: 
下の写真のように肘を後ろに引きやすい。バーベルの位置はそのまま、肘を前に押し出す。又は少し閉じる。
下右のように腰の反りすぎに注意。お腹を引き締めること。
体を前後させない。