トレーニングには段階を踏む。
体脂肪を気にしている人の場合、まず、大筋群を2、3つ同時に使う複合種目を行い、インターバルも短くする体脂肪燃焼のための運動を行う。
体脂肪がある程度燃焼したら、その時点から運動の方向性を変える。

ここからがセクシーフィットネスの始まり。

筋肉が綺麗な曲線を描くような種目を取り入れる。

ひとつの筋肉ととなりの筋肉とのメリハリと境目が織り成す筋肉のつき方によるバランスを考えて綺麗に見えるよう筋肉をつける場所を考えてアレンジを加えていく。

同じ筋肉でもその筋肉が最大限に伸びた状態を使うエクササイズと筋肉が一番縮んだ状態を使うエクササイズでコンビネーションを組み、筋肉全体のハリとピーク(山)の高さをつける。

例えば腕。
腕を細くしたいと言っても上腕三頭筋だけを運動すればいいものではない。

人が腕を見る時には肩から手の先まで全体を見て「綺麗」とか、「引き締まっている」とか感じるものなのである。

だから上腕三頭筋だけでなく、肩の三角筋もトレーニングすることで二の腕部分はそれとの比較により引き締まって見えるのだ。肩の筋肉がないいわゆる「オバサン腕」ではどこまで行っても二の腕のほうが太いので、他人の目には「太い」「たるんでいる」と写るのだ。
だから肩と一緒にバランスよく鍛えていくのが得策だ。

それだけでなく、さらに肩の三角筋の後部を鍛えるトレーニングをすることで上腕三頭筋(二の腕)との境目がよりハッキリしてくる。
エネルギー消費は小さいが、こういった小さな筋肉まで丁寧に鍛えていくことでどこから見ても綺麗な腕にしていく。
男性でも、女性でも同じこと。

腹筋は体脂肪が落ちて初めて見えてくるもの。
落ちるまではどんなに腹筋をやっても割れてこない。
腹筋運動は体脂肪を燃焼させるものとして行うものではなく、その後の割れを作るためのものと認識しよう。

その腹筋を割るためのエクササイズも上、下、斜め部分とパートごとにエクササイズを行う。
そして割るためのテキニックとして重さや設定回数、そしてバリエーションを毎回変え行く。



ヒップに関してもただなんとなくヒップのマシンは行わない。効かないマシンであれば使わない。
数々のユウジオリジナルのヒップエクササイズでヒップの大部分を占める大殿筋(中央部分)のみならず、上部の中殿筋をつけていくことでヒップの盛り上がりを作って行く。

そういった細かい点にまで配慮してエクササイズを選び、どこにどう筋肉をつければいいかを考えながらトレーニングを行っていく。
エクササイズ選びには意味がある。