数ヶ月前以下のようなダイエットプラシーボを開発しました。

今まで生きてきたフィットネスでの経験と俳優の経験の両方を活かした高橋祐爾らしいダイエットをサポートするメンタルテクニックの方法です。
実践者からは「体が動かしたくなっている」とか「よく眠れるようになった」という声をいただいています。
先日は長く僕のパーソナルトレーニングを続けているものの、最近ウェイトを持って数回レップをこなしたところで、「うっ、重い」と本人が思うと、急に本当にダンベルが上がらなくなってしまう状況に陥ってしまう女性がいました。
そこでこのダイエットプラシーボを読んでもらったところ、次回のトレーニングでは、通常より重いウェイトを持っても「重い!」なんて言葉を一言も漏らすことなく、それどころか僕が思った以上の回数を持ち上げ、そのまま1時間とってもスムーズに過ぎていきました。

そんな効果も出ているダイエットプラシーボ。
あなたのダイエットを手助けしたく、ここに本邦初公開します。
そして、これを読んだ感想、実践した効果など、ぜひ皆様お聞かせください。感想はこちらまで。





ハリウッド俳優達が見に付けた演技法“メソッド”のリラクゼーション法をダイエットに応用

心と体を結ぶ ダイエット・プラシーボ

潜在意識の指令でポジティブに体をだましてダイエットを成功に導く

 

パ−ソナルトレーニングの実経験から生まれました
私がダイエットパーソナルトレーナーとして多くの方を指導していく中で日々感じることがあります。
「私は体脂肪が落ちないんじゃないだろうか」「まだ落ちないのかな、まだ落ちないのかなぁ」「自分がやっていることは効果的なんだろうか」と実際運動しているにもかからず、あれこれ迷い、不安・あせりを感じている人がいます。そんな人ほど体脂肪率が落ちない傾向にあるのです。
迷いや不安の多い人はさらにマイナスの情報を知らず知らずのうちに集め、物事がネガティブに進んでしまいます。ポジティブシンキングの人は自然と前進していくのです。心からの体に対する影響も同様なのです。

心と体はつながっている
誰もが「心と体はつながっている」という事実を認めながらも、いまだかつてメンタルな方法をダイエットに適用したことはありませんでした。実際のところ、自分を信じて運動、食事ダイエットに励むほうがシェイプアップ効果は大きいのです。「信じる人はやせられる」のです。
「心で思う」ことが「体で実現する」手助けをするダイエット法。
それがパーソナルトレーニングから生まれた「ダイエット・プラシーボ」です。

ダイエット・プラシーボとはダイエット・プラシーボとは潜在意識に刷り込んだダイエットに関するのポジティブな情報から無意識の指令を出し、いい方向に自分をだますプラシーボ効果*により、普段行うシェイプアップ運動をより効果的に行いダイエットを成功へ導くための方法です。

私は以前本気で俳優になることを夢見てハリウッドで2年間演技を勉強していました。そこで体験したのがハリウッドの俳優達がアメリカで俳優学校に通えば必ず経験するリー・ストラスバーグが打ち立てた演技法“メソッド”。

その体現者として有名なのはマーロン・ブランドー、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノなど。現在はどこの学校に行ってもこれを経験します。そのメソッドの中で演技レッスンに入る前に毎回必ず行う筋肉の緊張をほぐすリラクゼーション法があります。

1.       演技メソッドのリラクゼーション法を応用し、精神だけでなく、ひとつひとつの筋肉を意識的に緩め、リラックスさせる。(通常筋トレでひとつひとつの筋肉に意識して力を入れていく過程とは対極にある)

2.       体も心もリラックスさせ、脳波をα波の状態にすることで、顕在意識の活動を弱め、潜在意識を働きやすくします。(顕在意識が強く働いている間は潜在意識に新しい情報を植え込むのは簡単ではないからです)

  3.       その後シェイプアップに関するひとつひとつの運動の動きを想像し、そのポジティブなイメージと体型に関する      理想のセルフイメージを潜在意識に刷り込みます。
 
 4.       以上の約5〜10分の過程をよりα波の現れやすい就寝前に行うことで、潜在意識からの無意識の指令により自分をポジティブに信じ、痛み止めなどの偽薬の効果同様のプラシーボ効果により体は心に従い、実際に行っているエクササイズの効果を高め、迷うことなくダイエットを成功に向けて導きます。

この方法は迷い、不安のない人でも気持ちよく運動でき、一層高い運動効果を得られ、さらにダイエットも成功しやすくなることでしょう。
その他、精神的にもよりポジティブな人となり、その他の事に対しても前向きな生き方ができるでしょう。

 *プラシーボ効果・・・1973年UCLA麻酔生理学研究室が行った研究で、抜歯した人たちの半数に最初の麻酔が切れる4,5時間後に飲むように、半数には鎮痛剤を、もう半数にはニセ物の薬(偽薬・プラシーボ)を渡した。偽薬を飲んだ63%もの人に鎮痛効果があった。血液を検査すると血中にβエンドルフィンというモルヒネより強い鎮痛効果のある脳内ホルモンが分泌されていた。思い込みにより自然に分泌されたものだった。体は心に従うという例となった。


ダイエット・プラシーボの進め方

ダイエット・プラシーボの進め方について以下に簡単に具体な順序を挙げます。


準備:自分がなりたい理想の体型セルフイメージを準備する。俳優やモデルなど有名人、知人など目標の体の具体的に細部までイメージした映像を前もって持っておく。またはその写真を部屋に貼っておく。イスを用意する。

手順:基本的には以下の順序通りに行っていくが、最初はA、B、C、から好きなもの1つを選び、Dへとつなげて行ってももよい。

A.          メソッド・リラクゼーション

リー・ストラスバーグの演技理論「メソッド」からの応用。ひとつひとつの筋肉を呼吸と共にリラックスさせ、筋肉のストレスをも解放する。

通常の筋トレでひとつひとつの筋肉に意識して力を入れていく過程とは対極にある行為。普段意識して筋肉の力を抜くということはないので非日常の行為とも言える。本当のメソッドでは喜怒哀楽の感情にまで関与するが、ここでは感情は取り扱わない。

1.      椅子にダラーっともたれるように座る。

2.       頭の先から順にひとつひとつの筋肉を意識して力を抜いていく。鼻から息を吸いながら関節を曲げるなどして、ひとつの筋肉に力を軽く入れ、次に力を抜いて緩めながら、その筋肉のストレスを解き放つように脱力感いっぱいに「ア゛〜〜〜〜」と口から長く息を吐く。全身に渡って行う。

     Ex) 首後部のリラックス:息を吸いながら、首を後ろに倒し、首後部の筋肉に力を入れる。
        「ア゛〜〜〜〜」と息を吐きなが
ら首を前に倒し、その筋肉の力を抜きながら同時にその筋肉のストレスを解放するのを感じる。
      
       右肩のリラックス(肩こりする部分):
息を吸いながら、右肩をすくめ、肩の筋肉に軽く力を入れる。「ア゛〜〜〜〜」と息を吐きながら右肩を落し、その筋肉の力を抜きながら同時にその筋肉のストレスを解放するのを感じる。

      腕(力こぶのほう)の筋肉のリラックス:息を吸いながら、肘を曲げ、力こぶの筋肉に軽く力を入れる。「ア゛〜〜〜〜」と息を吐きながら右肩を落し、その筋肉の力を抜きながら同時にその筋肉のストレスを解放するのを感じる。

…省略…

      腰の筋肉のリラックス:息を吸いながら、背筋を伸ばして腰を反らし、腰の筋肉に力を入れる。「ア゛〜〜〜〜」と息を吐きながら上半身を前に倒して伏せ、その筋肉の力を抜き、その筋肉のストレスを解放するのを感じる。

     太もも前のリラックス:息を吸いながら、すねを持ち上げて膝を伸ばし、太もも前の筋肉に力を入れる。「ア゛〜〜〜〜」と息を吐きながら足を床に落し、太ももの力を抜き、その筋肉のストレスを解放するのを感じる。

      内もものリラックス:息を吸いながら、両膝を閉じ、内もも前の筋肉に力を入れる。「ア゛〜〜〜〜」と息を吐きながら膝を軽く開き、内ももの力を抜き、その筋肉のストレスを解放するのを感じる。

好きな部分、思いつく筋肉を全身に渡って同様に行う。ストレスの解放をイメージすることが大切。

 

B.          オープン

マイケル・チェーホフの演技理論のうち、心を無限大に大きくするエクササイズ。体が大きなポーズを取るだけで心は大きくなるという方法。体を動かし、イメージしていく。

1.       足を肩幅に広げ、膝をほんの少し緩めて立つ。手のひらを自分の方に向けて両手を重ねて胸の前10cmほど離したところでとめる。目を閉じる。

2.       手のひらの前、胸の奥に丸く温かい、玉のようなエネルギーに満ちた自分の魂を感じる。色は自分が感じた色。それが「自分」。感じるまで待つ。

3.       鼻から息をゆっくり吸い、「ハァ〜〜」と息を吐きながら、「自分」がどんどん大きくなっていくのを感じる。

4.       「ハァ〜」と息を吐くたびに「自分」はどんどん膨らみ、閉じていた腕を押し広げるくらいに大きくなる。(実際に手のひらを上に大の字になるよう腕を広げる)「自分」が中心から手足の先まで体の中いっぱいに充満する。 
  「ハァ〜」と息を吐くたびに「自分」はどんどん膨らみ、さらに「自分」は大きくなり、体(手足)を突き抜け、その部屋に広がる。 「ハァ〜」と息を吐くたびに「自分」はどんどん膨らみ、部屋いっぱいに「自分」が充満する。
  「ハァ〜」と息を吐くたびに「自分」はどんどん膨らみ、部屋を突き抜け、上空に飛び、世田谷区なら世田谷区一帯にまで「自分」は大きくなっていく。

5.      「自分」は大きく、オープンになっている。

C.          イメージ「太陽」

ステラ・アドラーの演技メソッド・エクササイズ。またメソッドの「センスメモリー(感覚の記憶)」も使用する。 

椅子に深々と座る。春のさんさんと輝く「太陽」と心地よく爽やかな「風」をイメージする。

太陽と風のポジティブなイメージで辺りをいっぱいにする。顔に当たる太陽の暖かな温度、顔の肌の上を流れる心地よい風の爽やかさを具体的に感覚として皮膚から体感する。「どの程度の温度なのか?」「どんな強さの風なのか?」を皮膚で感じる。感覚を次第に胸の辺り、そして全身と広げていく。

全身に心地よさを感じたら、鼻から太陽と風のポジティブなものを全て吸い込み、充満させ、口から息を吐きながらさらにリラックスする。数回繰り返す。気持ちよくてニンマリしてもよい。

D.          セルフイメージ#1

自分が理想とするセルフイメージを全身ショットで数秒間イメージする。以下Eへと部分別に分けていく。

E. ポジティブイメージ

ゆっくりと呼吸を続けながら、体はリラックスしたまま、いつも行うエクササイズをひとつひとつ具体的にポジティブなイメージにしていく。雑誌などでは参考イメージ写真を掲載する。   

「クランチ(腹筋運動)を1回行うごとに(体を持ち上げるごとに)腹筋が引き締まるのをイメージする。もう1回ギュウっと腹筋縮まるごとに腹筋が雑巾を絞るように絞られるのをイメージする。さらにまた1回腹筋を行うごとに腹筋が彫刻刀で削られるようにカットされていくのをイメージする。」

     「スクワットを1回行うごとにキュゥっと腿、お尻が引き締まり、1回行うごとに大量のエネルギーが熱く爆発的に消費されていくのをイメージする。また1回行うとも腿、お知りが細くタイトに引き締まっていくイメージをする。」

     「レッグランジ(お尻の運動)で1回立ち上がるごとにお尻が収縮され、また1回行うとお知りが上に上がって、小さくなっていくのをイメージする。」

・・・・・・通常行うエクササイズを追っていく・・・・・・ 

 「キックバック(二の腕の運動)を1回行うごとに二の腕が引き締まり、また1回行うと腕の上腕三頭筋が二つに割れ、肩との境目が出来上がってくるイメージをする。」



F. セルフイメージ#2

最後に再び自身のセルフイメージを全体像で呼び出し、大きく数回セルフイメージのポジティブな空気を吸って体に充満させ、ゆっくりと息を吐く呼吸を数回行う。

そこに到達したハッピーな自分にニンマリする。

・・・・終了。・・・・そして、就寝する。